トマティス・メソッド
創始者アルフレッド・トマティス(1920~2001)はオペラ歌手の息子。
南仏ニース生まれ、パリ大学医学部卒。耳鼻咽喉科および発声医学の
専門家。
1947年、発声と聴覚の関係を3つの原則
① 聞き取れない音は発声できない
② 聞き取りが良くなると発声も改善される
③ 聴覚の改善は一定期間の訓練によって定着する)
として発表された「トマティス効果」は、フランスの科学アカデミー及び
医学アカデミーに登録されている。
この原則を基に生まれたトマティス・メソッドには「電子耳」と呼ばれる特殊な
ヘッドフォンを使っての聴覚トレーニングと、次の段階として、改善された耳を
保ちながら自分自身の声で更なる向上を目指す「CAV(カーヴ)」 と呼ばれる
ハミング(骨伝導)を使った発声法がある。
☆トマティス博士の著書は15冊近くあり様々な言語に翻訳されているが、
そのうち日本語で出版されているのは『人間はみな語学の天才である』と
『モーツァルトを科学する』の2冊。 鴨下は後者の翻訳チームの一員。